十勝の食品産業とは ブータンの研修員が帯広市のパン店を視察

十勝の食品産業の取り組みを学ぼうとブータンの政府関係者らが地元の食材にこだわったパンを作っている帯広市内の店を訪れました。

この研修は、十勝の食品産業の取り組みを学んで農家の収入向上につなげようとJICA=国際協力機構が企画し、17日はブータンの政府や自治体で農業や食品流通などを担当する9人が帯広市内のパン店を訪れました。
研修員たちは店の関係者から十勝産の小麦を使うことにこだわっていることや農業用機械を無償で提供するなどして農家の収入確保に努めてきたことなどを紹介され、パン作りをとおして地域の発展を目指していると説明を受けていました。
ブータンの政府機関で働く男性は「農家を大切にした製品づくりをしていて、いいモデルになると思いました。パンも最高においしいです」と話していました。
パン店を運営する「満寿屋商店」の大川原典宏広報担当課長は「製品をつくる過程で、たくさんの人が関わって魅力を高めているのだと伝わっていたらうれしい」と話していました。