市立函館病院の医療チーム 能登半島から戻る

能登半島地震で被災した石川県の医療支援のために現地に派遣されていた市立函館病院の災害派遣医療チーム=DMATのメンバーが任務を終え函館市に戻りました。

市立函館病院の災害派遣医療チーム=DMATの医師や看護師ら5人は、今月11日から15日までの5日間、石川県能登町で医療支援を行いました。
病院の関係者およそ30人が待つ中、17日午後3時すぎ、メンバーが市立函館病院に戻り、式が行われました。
この中で、氏家良人病院局長が「被災地での活動状況は常に報告を受けていたが過酷な救護だと感じた。無事に帰ってくれたことをうれしく思う」と述べ、メンバーをねぎらいました。
DMATのメンバーで、リーダーを務めた武山佳洋医師は「現地は道路事情がひどく断水の回復の状況が見えず、いまも水などが不足している。自分たちにも起こりうることだと考えてふだんから備えをしておく必要があると感じた」と話していました。
道南では、ほかにも複数の自治体や医療機関が職員や医師らを派遣するなどして被災地の支援活動にあたっています。