阪神・淡路大震災29年 被災状況伝える写真展 札幌

阪神・淡路大震災から29年となる17日、札幌市では防災への意識を高めてもらおうと、当時、被災地で撮られた写真の展示会が開かれています。

この催しは、札幌市白石区の防災学習施設「札幌市民防災センター」が開いたもので、会場には当時の被災状況を収めた写真あわせて8点が展示されています。
このうち、神戸市内で撮影された写真には、1階部分が押しつぶされた住宅のほか、屋外に積み重ねられた畳や窓枠などが写っていて、被害の大きさを伝えています。
また、あちこちで火の手が上がった住宅地や崩れ落ちた高速道路など、日常が突然奪われた当時の状況が写真に捉えられています。
北広島市から訪れた50代の男性は、「ことしは北陸でも地震があったので、災害を自分事として考えるためにも来ました。万一の際、電気がなくても暖をとれるように備えることや日頃から近所の人と交流を深めることなど、できる対策を進めたいです」と話していました。
写真の展示会は今月21日まで開かれています。