釧路 独居女性強盗殺人事件 初公判 おいの被告は無罪を主張

8年前、釧路市で1人暮らしの高齢女性が殺害された事件で、強盗殺人の罪に問われているおいの初公判が16日開かれ、おいは起訴された内容を全面的に否認して無罪を主張しました。

釧路市の無職、田中治樹被告(51)は平成28年1月、市内で1人暮らしをしていた当時80歳の伯母を鈍器のようなもので殴って殺害し、現金20万円あまりを奪ったとして強盗殺人の罪に問われています。
16日、釧路地方裁判所で開かれた初公判で田中被告は「被害者を殺していないし金も盗んでいない」と述べて、起訴された内容を全面的に否認し無罪を主張しました。
一方、検察は「借金の返済に困った被告は金づちのような凶器と手袋を用意して被害者宅へ向かい、犯行に及んだ。事件後に被告がATMに入金した紙幣の番号は、それ以前に被害者が銀行で下ろした紙幣のものと一致している」などと指摘しました。
審理は17日以降も行われ、3月4日に判決が言い渡される予定です。