アイヌ民族など差別なくす集会

アイヌ民族などを誹謗中傷するネットなどへの投稿が相次いでいることを受け、札幌市では市民らが抗議集会を開きました。
抗議集会にはアイヌの人たちや差別をなくそうと取り組む人たちなど、約180人が参加しました。
集会には、自民党の杉田水脈衆議院議員のアイヌ民族に対する差別的な投稿で、人権救済を申し立てた多原良子さんも出席しました。
多原さんは集会で、「差別をなくそうと声を上げることで辛く苦しいこともあるが、それでも頑張らなければならない。安心安全に暮らせるまっとうな社会にしていきたい」と呼びかけました。
また、在日コリアンの女性や沖縄にルーツを持つ男性なども登壇し、マイノリティーへの理解を広げ、差別のない社会を作っていこうと訴えました。
参加者たちは、差別をなくしていくために今後、どう働きかけていくのかなどについて、意見を交わしていました。
参加した札幌市の女性は、「今後は、差別をなくすために具体的にどう制度を変えていくのか、実践的な話をしていく機運が高まれば良いなと思います」と話していました。