“北方領土問題の後継者を” 高校生キャラバン隊が署名活動

北方領土の元島民の高齢化が進む中、根室地方の高校生によるキャラバン隊が北方領土の返還を求める署名活動を行いました。

このキャラバン隊は啓発活動の後継者育成に取り組んでいる根室振興局が企画したもので11日は、根室地方の6つの高校から14人の生徒が参加しました。
生徒らはそれぞれ根室市と羅臼町をスタートする2つの班に分かれ、商業施設などで署名を集めながら地元の5つの自治体を回りました。
最後にはゴール地点の中標津町にある商業施設で合流し、北方領土のイメージキャラクター「エリカちゃん」などが描かれたステッカーを配って、北方領土の返還への協力を呼びかけていました。
今回の活動では親しみやすい雰囲気をつくるため、高校生の呼びかけで「エリカちゃん」の着ぐるみも会場にかけつけ、子どもたちから人気を集めていました。
参加した中標津高校の男子生徒は「事前にSNSでクラスメイトに教えたりもして実際に何人か来てくれたようなので、効果はあったと思う。私たちが参加することで若い世代につないでいきたい」と話していました。