紋別市で流氷の到来などを祈る“流氷祈願祭”

オホーツク海の流氷が南下する中、紋別市で流氷の到来や観光行事の安全などを祈る祈願祭が行われました。

流氷祈願祭は、1989年に流氷が網走市に接岸しなかったことをきっかけに、オホーツク海沿岸の紋別市と網走市、それに斜里町が毎年持ち回りで行っています。
紋別市で開かれたことしは70人余りの観光関係者が参加し、神職が祝詞を奏上したあと、順番に玉串をささげて、流氷の到来と観光行事の安全や成功を願いました。
オホーツク観光連盟の小澤友基隆会長は「まずは流氷が1日でも早く接岸してくれることを願っている。そして多くのお客様に感動を味わってもらいたい」と話していました。
気象庁などによりますとオホーツク海の流氷は12日現在、雄武町の沖合およそ40キロ付近にあるということで、網走市では早ければ1月中旬にも、気象台から肉眼で流氷を確認できる「流氷初日」を迎える見込みです。