オール函館産の日本酒が完成

函館市の酒蔵が函館高専と連携して地元の素材だけで作った日本酒が完成し、出荷を前に市内で完成発表が行われました。

新たに完成した日本酒は、水に加え、酒米の「吟風」、また、函館高専の教授がおよそ15年前に市内の菜の花から見つけた酵母など、地元の素材だけを使っています。
11日、出荷を前に市内の酒蔵で、完成した日本酒と函館高専の生徒が制作したラベルの発表が行われました。
酒蔵によりますと完成した日本酒は3000本で、総杜氏を務める川端慎治さんは「普通よりも強めの酸味のある日本酒になった。まずまずのできあがりだと思う」と話していました。
また、酵母を発見・開発した函館高専の小林淳哉教授は「出来上がるまでとんでもないお酒になったらどうしようとドキドキしたが、今はほっとしている」と話していました。
酒蔵によりますと、完成した日本酒は今月15日から函館市内などで販売されるということです。