道 エゾシカ被害増加で3年間対策強化 メスジカ捕獲進める

エゾシカによる農業被害や交通事故が増加していることから、道は再来年までの3年間、対策を強化しメスジカの捕獲などを集中的に進めることになりました。

道によりますと令和4年度、道内のエゾシカの数は推定でおよそ72万頭と近年、増加傾向が続いています。
そして、農作物などの被害額は48億円あまりにのぼっているほか、交通事故は4480件、列車の運行に影響が出た件数は4273件といずれもこれまでで最も多くなりました。
このため道は令和6年から令和8年までの3年間を「緊急対策期間」として対策を強化し、メスジカの捕獲などを集中的に進めることになりました。
前回、平成22年度に取り組みを強化した際にはエゾシカの数はピーク時からおよそ10万頭減少したということで、道は捕獲を進めることで農業被害や交通事故などの減少につなげたいとしています。