新幹線JR函館駅乗り入れ調査の中間報告公表

北海道新幹線のJR函館駅への乗り入れをめぐり市が委託して進めている整備費や収支予測などの調査について、函館駅のホームの改良が必要などとする中間報告が公表されました。

北海道新幹線は2030年度末の札幌延伸に向けて工事が進められていて、函館市の大泉潤市長は函館駅への乗り入れを目指したい考えです。
函館市は、東京のコンサルタント業者に調査を委託して去年9月から整備費や収支予測、それに旅客者数の推計など26項目について調査を進めていて、10日、中間報告を公表しました。具体的な金額は明らかにしていませんが、整備に関する調査の項目には函館駅のホームなどの改良、新幹線の車両を走行させるための線路の改修などが挙げられています。
今後の調査では、運行本数やダイヤの検討、「フル規格の新幹線」か「ミニ新幹線」かなど、場合分けした際のそれぞれの整備費用や、乗り入れ時から30年間の収支予測の算出、などを進めるとしています。
函館市は今年度中に調査結果を公表する予定です。