白老町のウポポイ デジタルアートでアイヌ語に触れる特別展

デジタルアートを使って、「ウポポイ」を舞台にした絵本の世界に触れながらアイヌ語に親しんでもらおうという特別展が胆振の白老町で開かれています。

この特別展は白老町にあるアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」を舞台にしたおばけのキャラクターの絵本、「おばけのマールとすてきなことば」を通してアイヌ語への理解を深めてもらおうと企画されました。
会場の入口に設置された高さ4メートル、幅25メートルのスクリーンには絵本に登場するフクロウや犬などがデジタルアートで投影され、スクリーンをさわるとアイヌ語が表示され音声も聞けるようになっています。
また海外から訪れた人にも楽しんでもらえるように16点の絵本の原画が日本語やアイヌ語だけでなく、英語、中国語、ハングルでも紹介されています。
国立アイヌ民族博物館の矢崎春菜学芸員は、「アイヌ語に触れられるコンテンツがたくさんありますので、かわいいマールと一緒にアイヌ語をたくさん聞いて知ってもらいたいです」と話していました。
この特別展は令和6年の2月18日までウポポイにある国立アイヌ民族博物館で開かれています。