函館の新年の動きまとめ

ことしは元日から道南にも津波注意報が出るなど、不安な年明けを迎えた方も
多いと思います。そのような中ではありますが、みなさんは2024年の始まりをどのように過ごされたでしょうか。道南の新年の動きをまとめました。

1月1日、元日の函館市の大森海岸には早朝から家族連れなど50人以上が訪れ、初日の出を待ち受けていました。
そして、午前7時10分ごろ、雲の隙間からオレンジ色の太陽が見えると新年の幸せを祈っていました。
家族で見に来た市内に住む11歳の男の子は「きれいな日の出が見られてうれしかったです。ことしは年男なのでサッカーを頑張りたいです」と話していました。
また、1歳の息子を連れて訪れた市内に住む40代の男性は、「こんなに気持ちのいい朝は久しぶりです。息子にとって人生初の初日の出がすごくいいものになりました」と話していました。
多くの企業や官公庁で仕事始めとなった4日、函館市役所では大会議室に幹部職員36人が集まり、新年のあいさつを交わしていました。このあと、大泉潤市長が集まった職員のほか館内放送を通じて市役所の全職員に訓示しました。
大泉市長は「幅広く市民の声に耳を傾けて行政の推進に反映させ、倫理観を持って職務に取り組んでほしい」と話していました。

函館アリーナでは、新春恒例の消防出初め式が行われ、消防士や消防団員、一般の来場者などあわせておよそ1000人が参加しました。
式典では、消防団員の有志たちが高さおよそ6メートルのはしごの上から火災現場を探す動作をする「はしご乗り」と呼ばれる演技を披露しました。
機敏な演技に訪れた人たちから盛んに拍手が送られていました。
函館市消防本部の佐藤幹雄消防長は、「あらゆる災害に組織力と機動力を持って迅速、的確に対処し、函館に住む人や訪れる人の安全安心の確保に全力を尽くすことを誓います」と述べました。