利尻礼文サロベツ国立公園 指定50年で各種イベント開催へ

道北の「利尻礼文サロベツ国立公園」が国立公園に指定されてからことしで50年になるのにあわせて、宗谷地方の自治体は記念式典などイベントを開いて観光客の誘致や環境保護に向けた情報発信を強化することにしています。

「利尻礼文サロベツ国立公園」は稚内市や幌延町、豊富町、それに利尻島と礼文島の1市5町にまたがる日本最北の国立公園です。
利尻山やサロベツ原野などの雄大な景観や、希少な高山植物「レブンアツモリソウ」などが自生する豊かな自然で知られ、年間およそ50万人の観光客が訪れます。
昭和49年の国立公園指定からことしで50年になるのにあわせて、宗谷地方の自治体は9月に利尻島で記念式典を開催するほか、1市5町をめぐるスタンプラリーを行うなど各地でイベントを開く予定で、観光客の誘致や環境保護に向けた情報発信を強化することにしています。
稚内市観光交流課の阿部徹課長は「宗谷地方の自治体が一体となって地域の魅力をPRします。さまざまなイベントを通して、多くの人たちに利尻礼文サロベツ国立公園まで足を運んでもらいたいです」と話しています。