北海道に津波注意報 せたな町で60センチなど各地で津波観測

1日、石川県能登地方で起きた地震の影響で、北海道の日本海側と太平洋側西部には一夜明けた今も引き続き津波注意報が出ています。

気象庁によりますと、石川県の能登半島やその周辺では1日午後4時すぎから規模の大きな地震が相次ぎ、午後4時10分ごろに起きたマグニチュード7.6の地震では石川県内で震度6弱から震度7の激しい揺れを観測したほか、道内でも札幌市手稲区や函館市、釧路市などで震度1の揺れを観測しました。
この地震で、道内では日本海沿岸南部と北部、太平洋沿岸西部に引き続き津波注意報が発表されていて、1日夜、道南のせたな町の瀬棚港では60センチの津波を観測しました。
また、▽道南の奥尻町の奥尻港と後志の岩内町で50センチ、▽道南の江差町、利尻島、石狩市の石狩湾新港、留萌市の留萌港でそれぞれ30センチ、▽小樽市忍路で20センチなどと日本海沿岸の広い範囲で津波が観測されました。
津波は何度も押し寄せ、急に高くなることもあるため、気象庁は、津波注意報が出ている地域では海岸や川の近くから離れ近づかないよう注意を呼びかけています。