大みそか 函館市の公衆浴場 1年の疲れを温泉で癒やす

大みそかの31日、函館市の公衆浴場には、1年の疲れを温泉で癒やして新しい年を迎えようと多くの人が訪れています。

函館市の湯川町にある「永寿湯温泉」は大正時代から続く温泉を使った公衆浴場で、毎年、大みそかは地元の人や帰省客など多くの人でにぎわいます。
この公衆浴場にはお湯の温度がおよそ45度と50度の2つの浴槽があり、熱めの湯船を楽しむことができます。
午前中から多くの人が訪れ、体を洗って熱いお湯につかりながらこの1年の疲れを癒やしていました。
燃料費や電気代の高騰が続く中、この公衆浴場では、冬場はボイラーに使う灯油代が夏よりも3割ほど上がることから、源泉の熱で水道水を温めるなど節約を続けているということです。
函館市内から訪れた40代の男性は「1年の悪いものを全部洗い流して新しい1年を迎えたいです。お正月もずっと仕事ですが頑張ります。来年は無病息災で無事に過ごせたらいいなと思います」と話していました。
また、同じく市内から訪れた70代の男性は「年末は家族みんなで食事をしながら過ごし、来年は幸せな1年にしたいです」と話していました。
この公衆浴場は31日は午後9時半ごろまで営業し、新年は元日から営業するということです。