道内のクマ目撃などの通報 4000件超え過去最多 道警本部

令和5年に警察に寄せられたクマに関する通報は4000件を超えて統計が残る中で最も多くなったことがわかりました。

北海道警察本部によりますと、クマやクマの足跡などを目撃したという通報は、令和5年に入って12月24日までに4014件でした。
これは令和4年1年間の2240件を大幅に上回り統計が残る中で最も多くなっています。
道内では令和5年、札幌市内の住宅街などでもクマが出没し学校が臨時休校や集団下校の措置をとるなど対応に追われました。
またクマによる人身事故も増加し12月24日の時点で亡くなった人が2人、けがをした人が8人でした。
5月には幌加内町の朱鞠内湖で釣りに訪れていた50代の男性がクマに襲われ死亡したほか、11月には道南の大千軒岳で登山中の大学生が襲われて死亡しています。
道警では今の時期になっても冬眠しない個体もいることから、山に入る際は複数人で音を鳴らしながら行動し目撃しても絶対に近づかず警察に通報するよう呼びかけています。