北海道ワイルズ アジアリーグ加盟申請の取りやめ発表

アイスホッケー・アジアリーグへの参戦を目指していた釧路市の新チーム、「北海道ワイルズ」は加盟の申請期限が今月末に迫っていた中、申請を取りやめると発表しました。

釧路市を拠点とするアイスホッケーの新チーム「北海道ワイルズ」は、ことし5月に設立され、経営の悪化で給与の未払いが続いた同じく釧路市を拠点とする「ひがし北海道クレインズ」を離脱した選手や監督らの大半が加入しました。
ワイルズは今シーズン、アジアリーグへの参戦が認められず、来シーズンの加盟を目指して関係者の間で協議を続けていましたが、今月末の申請期限を前に29日、加盟申請を取りやめると発表しました。
発表では「未来に向かって前進するための判断で、進むべき道については改めてお話しする機会をいただきたい」として理由は詳しくは明らかにされていません。
関係者によりますと、アジアリーグの規約で新規加盟に必要な全員一致の承認を得るのが難しいと判断したとみられるということです。
北海道ワイルズの岡本博司代表は「アジアリーグへの参戦を待ち望んでいたファンには本当に申し訳ない。理由については改めて発表の場を設けたい」と話しています。