令和5年上半期の道内観光客 4年ぶり2000万人超える

令和5年の上半期に道内を訪れた観光客の数は新型コロナの行動制限緩和などの影響で4年ぶりに2000万人を超えました。

道の観光局によりますと、令和5年6月までの上半期に道内を訪れた観光客の数はおよそ2170万人で、去年の同じ時期と比べて280万人余り、率にして15%近く増えました。
上半期の観光客数としては4年ぶりに2000万人を超えた一方、新型コロナの感染拡大前の2019年の8割程度にとどまっていて依然としてコロナ前の水準には回復していません。
また令和5年の上半期に道内を訪れた外国人観光客の数はおよそ90万人となり、4年前の同じ時期と比べて半数程度の回復にとどまっています。
道の観光局は「新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことや全国旅行支援の影響で道外からの宿泊客数が伸びたことが観光客増加の大きな要因だ」としています。
また外国人観光客の数が伸び悩んだことについては「中国からの観光客数の回復が鈍かったことが要因だ。中国側の旅行解禁の影響で下半期は回復が見込まれる」としています。