帰省ラッシュはじまる 新千歳空港 久しぶりの再会喜ぶ姿も

年末年始をふるさとや行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが28日から始まり、新千歳空港は家族連れなどで混雑しています。

新千歳空港の国内線の到着ロビーでは、各地から飛行機が到着すると午前中から大きな荷物を持った家族連れなどが次々と降り立ち、出迎えに来ていた人たちとの久しぶりの再会を喜ぶ姿も見られました。
大阪から家族旅行で訪れた中学2年生の女の子は「これからトマムに行ってスキーをします。スキーをするのは初めてなのでちょっと怖いですが楽しみです」と話していました。
静岡から訪れた大学1年生の女性は「この夏のカナダ留学中に英語ができなくて困っていたのを助けてくれた北海道に住む友達に会いたくて来ました。おなかをすかせてきたのでジンギスカンを食べたいです」と話していました。
千葉から帰省を兼ねて家族旅行で訪れた小学1年生の男の子は「札幌のおばあちゃんに会いに北海道に来ました。おばあちゃんに会ったりスキーをしたりするのが楽しみです」と話していました。
なかには、1人で飛行機に乗って苫小牧市の祖母に会いに来た埼玉に住む6歳の男の子の姿もありました。
男の子は航空会社の担当者に連れられて到着ロビーにやってくると、出迎えに訪れていた祖母のもとに駆け寄っていきました。
男の子は「お母さんに羽田空港まで送ってもらって、そこから飛行機に乗って来ました。おばあちゃんに会えてうれしいです。北海道の魚が食べたいです」と話していました。
祖母の60代の女性は「どんな顔をして降りてくるのか心配でしたが、顔を見るとやっぱり寂しかったんだなと感じます。小学生になる前の冒険を頑張ったねと思います」と話していました。
航空各社の今月22日時点の予約状況によりますと、混雑のピークは▼各地から北海道に到着する便が29日と30日、▼北海道から各地に向かう便が新年1月3日となる見通しです。