留萌 平年の3倍超える積雪 市民生活への影響続く

積雪が平年の3倍を超え、記録的な大雪となっている留萌市では、市内を走るバスが運休するなど市民生活への影響が続いています。

記録的な大雪となっている留萌市では、午後4時時点の積雪が98センチとなっていて平年の3倍以上になっています。
市内の道路脇には高さ2メートル以上の雪山ができていて、車道の幅が狭っているため、車が譲り合って走っていたほか、住民が除雪作業に追われる姿が見られました。
留萌市内では排雪が追いついていない道路もあり、市内でバスを運行している「沿岸バス」は安全に運行できないとして、路線バスのうち市の中心部を走る「留萌市内近郊線」を7日連続で運休しています。
留萌市によりますと、バスが運行を再開できるまでにはまだ時間がかかり、今月26日には再開できるよう排雪作業を急いでいるということです。
40代の男性は「今朝は雪で家のドアが開かず、お湯でとかしてやっと外に出られました。勘弁してほしいです」と話していました。
また60代男性は「運転がしにくいので歩くしかない。ここまで積もることはこれまでなかったと思う」と話していました。
大雪の影響でJRは函館線や室蘭線、留萌線、宗谷線などで、運休や部分運休が相次ぎました。
このうち宗谷線では幌延と稚内の間で午前11時半ごろ以降終日、運転を見合わせ、稚内と札幌や旭川を結ぶ特急5本も運休や部分運休となり稚内駅前では、ふだんよりも人が少なく閑散としていました。