サウナで異業種交流 “これからの函館”について意見交わす

全国的なサウナブームが続く中、函館市のホテルで21日、さまざまな業種の人たちがサウナの中などで交流するイベントが行われました。

このイベントは道内で貸しビル業やホテル経営などを営む会社が、異業種の人たちが集まって気軽に交流できる場を作ろうと初めて開きました。
函館市内のホテルには、ストーブで熱した石に水をかけて蒸気を発生させる「フィンランド式サウナ」が設けられていて、設計事務所や飲食店の経営者など30代から50代の8人が参加しました。
はじめに参加者たちは室温が60度ほどに設定されたサウナに入って汗を流しながら1人ひとり自己紹介を行いました。
このあと、サウナのそばに設けられた休憩スペースで「これからの函館」をテーマに話し合いが行われました。
参加者たちは、函館市の観光客数がコロナ前の水準に戻りつつあることを踏まえ、今後は、観光客に長期的に滞在してもらえるようなイベントを仕掛けていくことが必要だなどといった意見を交わしていました。
参加した30代の男性は「サウナでリラックスして頭がすっきりした中での話し合いは新鮮な体験でした」と話していました。
また、主催したLCGROUPの高木浩運取締役は「参加者同士の会話が想像以上に弾んでいたので、今後はテーマや参加する人を変えながら継続的にやっていけたらと思います」と話していました。