「知っトク!寒さ対策」(1)〜光熱費の節約術〜

北海道の寒〜い冬を快適に、しかもお得に乗り切る方法を各分野のスペシャリストに聞くシリーズ企画「知っトク!寒さ対策」。知っておくと体も温まりお財布にもうれしい方法をお伝えします。今回は「光熱費の節約術」です。

手持ちの暖房器具で効率よく部屋を暖めるにはどうしたらいいのか、環境省認定の「うちエコ診断士」の資格を持つ奥谷直子さんに教えてもらいました。
ポイントは、3つあります。
ひとつは「室内の空気を循環させること」。
サーキュレーターを活用して暖かい空気がたまりやすい場所に風を送ります。
ストーブの場合とエアコンの場合では、風を送る場所が異なります。
もうひとつは「暖房の設定温度を見直すこと」です。
北海道経済産業局によりますと、暖房の設定温度を2度下げて20度にした場合、年間で節約できる費用は、▽灯油ストーブでおよそ4300円、▽ガスストーブで4600円ほど、▽灯油を使ったセントラル暖房で25000円程度と試算されています。
さらに、長時間出かけるときや寝るときの30分前に暖房器具のスイッチを切ることも節約につながります。
体温調節が難しい小さなお子さんや、高齢者がいる家庭では、無理のない範囲で暖房の温度調節を行って下さい。
室温は低くても20度以下にしないこと。
18度以下になると血圧が上がるなどのリスクが生まれてしまうということです。