函館 多重事故 路線バス運転手「運転中に意識がもうろう」

20日朝、函館市中心部の市道で、路線バスが乗用車5台と衝突し、6人がけがをした事故で、バスの運転手が、「意識がもうろうとして事故を起こしてしまった」と話していることがバス会社への取材でわかりました。警察は事故の詳しいいきさつを調べています。

20日午前7時40分ごろ、函館市五稜郭町の市道の交差点付近で、路線バスが乗用車4台と相次いで衝突したあと、さらに100メートルあまり走行して別の乗用車に衝突しました。
警察によりますと、この事故で路線バスの58歳の運転手と乗用車5台の運転手、あわせて6人が病院に搬送されましたが、いずれもけがの程度は軽いということです。
バスは「函館バス」の路線バスで、当時、乗客20人が乗っていましたが、けがをした人はいないということです。
また、函館バスによりますと、バスの運転手は事故のあと、「運転中に体調が悪くなり、意識がもうろうとして事故を起こしてしまった」と話しているということです。
警察はバスの運転手への聴き取りを進めるなどして、事故の詳しいいきさつを調べています。