釧路市音別町 大規模太陽光発電施設計画の説明会

釧路市音別町で計画されている大規模な太陽光発電施設について事業者による説明会が19日、開かれました。

太陽光発電施設が計画されているのは、釧路市音別町の馬主来沼の周辺です。
19日は2回にわたって事業者による説明会が開かれ、このうち1回目の説明会には、住民や行政関係者など、10人あまりが出席しました。
事業者によりますと、330ヘクタールの用地のうち、最大で80ヘクタールに12万枚の太陽光パネルを設置して6万5000キロワットを発電するということです。
馬主来沼は環境省が選ぶ「重要湿地」の一つで、事業者は、動植物や生態系に影響が生じる可能性があるとしながらも、詳しい調査と設計によって、重大な影響を避けたり、減らしたりすることが可能と説明しました。
これに対して、住民からは、「馬主来沼への悪影響が心配。これ以上、開発してほしくない」「アイヌの伝説もあり文化的に貴重な場所」「時間をかけて丁寧に進めてほしい」などといった意見が出ていました。
今後、3年程度をかけて環境影響評価が行われ、事業者側はその結果を設計に反映して2026年度末ごろに着工したいとしています。