函館空港と香港を結ぶ初の季節定期便が就航

函館空港と香港を結ぶ初めての季節定期便が18日、函館空港に到着し、市の職員などが空港で出迎えました。

新たに就航したのは、香港の航空会社「香港航空」で、函館空港では2011年に香港との間でチャーター便が運航していたものの季節定期便は今回が初めてです。
午後4時半すぎ、9割近い搭乗率のおよそ260人を乗せた航空機が函館空港に着陸しました。
到着ロビーでは、函館市の職員や空港関係者などが「函館へようこそ」と書かれた横断幕を手に持って出迎えました。
市などによりますと、来年2月26日まで週4往復し、2月については一部、欠航の予定があるとしています。
香港からの観光客は「ホワイトクリスマスや温泉、食べ物を楽しみにして来ました。直行便は早くて便利で函館で過ごす時間も増えてとてもいいと思います」と話していました。
コロナ禍前の2018年度、函館市に宿泊した海外からの観光客のうち、香港からの旅行客は4番目に多い2万人あまりで、観光客の増加が期待されています。
函館市観光部の柳谷瑞恵部長は「温泉や雪など冬ならではの観光を函館で楽しんでほしいです。地域経済の活性化に期待しているし、今後は体験型のメニューを増やすなどしてさらなる観光客誘致につなげたいです」と話していました。