北見 合唱部廃部が相次ぐ中 地元の文化連盟が合唱の練習会

少子化の影響で北見市では合唱部の廃部が相次ぐ中、地元の文化連盟は小学生から高校生までを対象に合唱の練習会を開いています。

少子化などで全国的に部活動の維持が厳しい中、北見市では合唱部の廃部が相次いでいて、地元の文化連盟は市内の小学生から高校生までを対象に、先月から合唱の練習会を開いています。
17日は2週間ぶりの練習となり、およそ30人が参加しました。
2つのクラスに分かれて最初に発声練習が30分ほど行われ、生徒たちはおなかに力を入れながら音程やのどの調子を確認していました。
その後、来月21日の発表会で披露する曲の練習に入ると、生徒たちはピアノの伴奏に合わせて心を込めて歌っていました。
文化連盟は来年度以降、合唱団を結成して、子どもたちの合唱の場を確保していきたいとしています。
参加した中学2年生の生徒は「中学校に合唱部がなくて合唱をする機会が少ないので、他校の友達と楽しめてうれしいです」と話していました。
北見合唱連盟の永易孝一理事長は「経験豊富な先生たちの力も生かしながら、合唱の素晴らしい体験を子どもたちに味わってもらいたい」と話していました。