札幌のNPO法人 整備した古い車いすをウクライナに向け発送

使われなくなった車いすを修理し海外に届けている札幌市のNPO法人が、ウクライナに向けて車いすを発送する作業を行いました。

札幌市のNPO法人「飛んでけ!車いす」の会は病院や家庭で使われなくなった車いすを整備して海外に届ける活動を続けていて、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナにもことしから車いすを送っています。
この取り組みには道内に住むウクライナの人たちも協力していて、ことし10月に車輪を磨くなどの整備を行ったほか、受け取った人にあててウクライナ語で励ましの手紙も書いています。
16日は整備した車いす30台を現地に向けて発送する作業が行われ、スタッフたちの手でこん包された車いす1台ずつにウクライナの人たちが書いた手紙を添えたあと丁寧にトラックに乗せていました。
この車いすは2024年2月に隣国のポーランドに到着する予定で、その後ウクライナへ送られるということです。
「飛んでけ!車いす」の会の浅田孝二さんは「ウクライナは大変な状態が続いているので少しでも多くの人の役に立ってほしいです」と話していました。