SNSで暗号資産購入持ちかける高額詐欺 小樽で2件相次ぐ

SNSで恋愛感情を抱かせた上で暗号資産の購入などをもちかけ、金をだまし取る詐欺の被害が小樽市で2件相次ぎ、それぞれ5700万円と1200万円あまりをだまし取られました。警察は詐欺事件として捜査するとともに、こうした手口による被害が道内で相次いでいるとして、注意を呼びかけています。

警察によりますと、小樽市に住む60代の女性は、SNSで知り合いやりとりを続けていた海外在住の日本人医師を名乗る人物から去年6月ごろ、「日本に帰国して、あなたに会うために必要な費用を立て替えてほしい」などともちかけられ、暗号資産の購入費用などとして、およそ5700万円をだましとられました。
また、小樽市の30代の男性はことし8月、マッチングアプリで知り合った女性から「将来、金があったほうがいい。ビットコインが稼げるので、一緒に勉強しませんか」などと暗号資産の運用をすすめられ、およそ1250万円をだまし取られたということです。
警察は詐欺事件として捜査するとともに、道内でこうしたSNSで恋愛感情を抱かせて金をだまし取る詐欺が相次いでいることから、▼会ったことのないネット上の人物から金を要求されても応じない、▼不審に感じたら1人で悩まず家族や警察の相談専用窓口、「#9110」に連絡するよう呼びかけています。
【HPに特設サイト】
NHK北海道ではホームページに特設サイト「ストップ詐欺被害だまされんDO!」を掲載しています。トップページにあるバナーからアクセスできます。ぜひご覧ください。