ドローン使いクマ出没時の対応確認する訓練 室蘭

市街地でクマの目撃情報が相次いだ室蘭市で、ドローンを使ってクマが出没した際の対応を確認する訓練が行われました。

この訓練は、ことし、室蘭市内の住宅地近くでクマの目撃情報が相次いだことを受けて、市が13日、初めて実施したもので、道や警察の担当者のほか地元のハンターなどが参加しました。
訓練では、牧草地に現れたクマが山の中に逃げ込んだという想定で、ドローンを使った捜索が行われました。
ドローンには赤外線カメラが搭載されていて、地上からおよそ70メートルの高さで設定されたルートを飛行しながら市職員がふんしたクマの姿を探しました。
映像を分析した結果、クマがまだ牧草地の近くに潜んでいることがわかり、参加者は、再び姿を見せたクマを捕獲するまでの手順も確認していました。
室蘭市地域生活課の山崎美妃主幹は、「ドローンがあれば人間が目視できないところも確認できるので、役に立つと感じた。実際にクマが出没した際には道や警察とも情報を共有し最善の対策をとりたい」と話していました。