海外出身の子どもたちが日本の正月文化学ぶ 帯広

海外出身の子どもたちが日本の正月の文化について学ぶ授業が帯広市の義務教育学校で行われました。

小中一貫の教育を行う帯広市の大空学園義務教育学校には海外出身の児童や生徒が多く通っていて、こうした子どもたちを対象に日本語や日本文化についての授業が行われています。
13日の授業は「日本のお正月」がテーマで、エジプトとバングラデシュ、それにインドネシア出身の児童5人が参加しました。
子どもたちはそれぞれの国での正月の過ごし方を紹介し合ったあと、教諭が日本の正月の文化について「『お雑煮』という餅が入ったスープを食べます」とか「神社にお参りする人たちの長い列ができます」などと説明しました。
続いて子どもたちは伝統的な正月の遊びとして「福笑い」に初めて挑戦し、目や口を並べた後、できあがった顔に歓声を上げていました。
エジプト出身の5年生の男子児童は「『あけましておめでとう』という言葉を初めて知りました。おせちを食べてみたいです」と話していました。
またバングラデシュ出身の4年生の女子児童は「日本のお正月はすることも食べるものも違うことがわかりました」と話していました。
授業を担当した西田美里教諭は「いろいろな文化や価値観を持った子どもたちなので、『こんな文化があるんだ』と知ることで視野を広げてほしいです」と話していました。