江差町 中学生が伝統の米菓子「かたこもち」づくりを学ぶ

ふるさとの食文化について学ぼうと、江差町の中学校で12日、生徒たちが「かたこもち」と呼ばれる桧山地方に伝わる米菓子の作り方を学ぶ特別授業が行われました。

特別授業が行われたのは、江差町の江差北中学校で、3年生の生徒8人が出席しました。講師は、地元の農家の女性5人が務め、生徒たちは桧山地方で彼岸などの時期に家庭で作られる米菓子の「かたこもち」づくりに挑戦しました。生徒たちは農家の女性たちから説明を受けたあと、さっそく、もち米とうるち米を合わせた粉に煮た黒砂糖を混ぜ合わせ練っていきました。
そして、ちぎって丸くし、桜や梅、魚などの模様に掘られた木型に入れて形を整えてからせいろでおよそ20分蒸して完成させました。生徒たちは、「甘さとしょっぱさが一緒に感じられて美味しいです」とか「みんなと協力して作ったので、お店では感じられない風味がある手作りの味になりました」などと話していました。