道内3店舗で産地偽り販売 トライアルに適正表示指示 農水省

農林水産省はスーパーの「トライアル」が札幌市と岩見沢市の3つの店舗で外国産のマグロを静岡産や宮城産と偽って販売するなど、食品表示法に違反していたとして適正に表示するよう指示しました。

農林水産省によりますと、全国でディスカウントストアなどを展開する「トライアルカンパニー」は、道内の▼メガセンタートライアル伏古店、▼スーパーセンタートライアル岩見沢店、▼スーパーセンタートライアル屯田店の3つの店舗で水産物などの産地を偽る不適正な表示を行っていたということです。
これらの店舗ではことし5月から10月にかけて◇台湾産や韓国産のマグロを静岡産や宮城産と偽って販売したほか、◇インド産やインドネシア産のエビをエクアドル産や中国産と偽り、◇カツオやブリ、しめさばについても産地などを適正に表示していませんでした。
農林水産省によりますと、ことし7月から先月にかけて福岡市の本店や道内の3つの店舗に立ち入り検査を行い、産地を偽装していたことがわかったということです。
農林水産省は食品表示法に基づき、会社に対し、全国のすべての店舗で食品の点検を行い適正に表示するよう指示するとともに、来月12日までに再発防止策などを報告するよう求めています。