燃料電池車をPR 登別の専門学校生が車の側面をデザイン

脱炭素社会の実現に向けて普及が期待されている燃料電池車について知ってもらおうと、道の胆振総合振興局が専門学校の生徒に依頼した車の側面のデザインが室蘭市でお披露目されました。

胆振総合振興局は、水素を使って走行し二酸化炭素を排出しない燃料電池車をことし3月に2台購入し、公用車として使用しています。
この取り組みをPRしようと、登別市にある日本工学院北海道専門学校の生徒に車の側面のデザインを依頼し、6つの候補の中から住民などによる投票で選ばれた上位2つのデザインを6日、発表しました。
最も多くの票を集めたのは、CGデザイナー科2年の夏堀遙葵さんが考案した青を基調としたデザインで、夏堀さんは、「エコカーなので、『循環』という意味を持たせるために渦になるようにデザインしました。選ばれて本当にうれしいです」と述べました。
このあと、実際にデザインが施された公用車がお披露目され、出席した人たちが記念撮影をしました。
胆振総合振興局の関俊一局長は、「未来を感じさせるすばらしいデザインです。公用車で動き回っているので、街なかで多くの方に見てもらいたいです」と話していました。