旭川 小学校の給食に森町から無償提供のホタテ使った料理

中国が日本産の水産物の輸入を停止するなか、旭川市の小学校の給食に道南の森町から無償で提供されたホタテを使った料理が出されました。

東京電力福島第一原発の処理水の放出を受けて、中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止するなか、ホタテ養殖が盛んな森町は、水産会社で輸出できず保管されているホタテを買い取って、全国の学校給食におよそ50万食分を無償で提供しています。
このうち旭川市はおよそ2万3500食分、820キロあまりのホタテの提供を受け、市内すべての小中学校あわせて77校の給食にホタテを使った料理を出すことにしました。
6日は新町小学校の給食に森町のホタテと、道産の牛乳を合わせたクリーム煮が出され、子どもたちはやわらかく煮込まれたホタテをおいしそうに味わっていました。
6年生の女子児童は、「食感がプリプリとしていて、すごくおいしかったです。ふだん食べる機会があまりないので、給食で食べられてうれしかったです」と話していました。
旭川市教育委員会学校保健課の佐瀬英行課長は「子どもたちがおいしそうにホタテを食べていてとてもうれしかったです。森町のホタテをはじめ北海道の食材に興味を持つきっかけにしてほしい」と話していました。