道南でもインフル流行 医療機関は対応追われる

道南でもインフルエンザの流行が例年より早く始まっています。医療現場では発熱などを訴える人が多く訪れ、医師たちが対応に追われています。

道によりますと、11月下旬の時点で1医療機関あたりのインフルエンザの平均の患者数は、江差保健所で32.67人、市立函館保健所で22.9人、渡島保健所で27.57人、八雲保健所で24.33人といずれも高い水準になっていて、平均で30人を超えた江差保健所管内では「インフルエンザ警報」が発令されています。
こうした中、医療現場では発熱などを訴える人が多く、医師たちが連日、対応に追われています。函館市柏木町にある小児科のクリニックではきょうも医師や看護師が患者の診察などに忙しく対応していました。石坂仁院長は「ことしは流行の開始が早く、ワクチン不足になるほど大流行が起きています。マスクや手洗い、うがいの徹底とともに、異なるウイルスが同時並行で流行しているので、一度かかったからといって、対策をやめずワクチン接種の検討もしてほしい」と話していました。
一方、教育現場でも学級閉鎖などの措置をとる学校が相次いでいて、道などは感染予防の徹底を呼びかけています。