特殊詐欺の予兆電話が新たに5件 被害も1件確認

特殊詐欺の予兆電話が新たに5件 被害も1件確認

【予兆5件】
道内では5日までに特殊詐欺の予兆電話が新たに5件確認されました。
このうち4件はいずれもNTTファイナンスをかたる手口で、札幌市中央区のケースでは、自動音声の電話のあと担当者だという人物から「料金の未納があります。東京地裁から裁判の関係で電話がある」と言われましたが、詐欺の予兆と気づいて電話を切ったということです。
このほかコンピューターウイルスを除去する名目で金をだまし取ろうとする「サポート詐欺」の予兆がありました。
札幌市西区に住む70代の女性は4日、パソコンを操作していたところ画面に「トロイの木馬に感染した」と表示されたということです。
女性が画面の問い合わせ先に電話すると、片言の日本語で修理費用として3万円分の電子マネーを購入するよう指示されました。
コンビニエンスストアで購入しようとしたところで、店員から警察に相談するように言われ被害を免れたということです。
【被害1件】
一方、道内では被害も1件確認されています。
上川地方の50代の男性は去年9月、SNSで投資の広告を見てクリックしたあと、業者を名乗る人物から通信アプリのLINEを通じてFX取引を勧められ、ことし1月までにあわせておよそ560万円をだまし取られたということです。
身に覚えのない支払いを求められたり、ネット上で知り合った人物から投資に誘われたりしたらまず詐欺を疑い、警察の相談専用窓口「#9110」に連絡してください。