函館 11月スルメイカ取引価格 記録的な高騰続く

11月、函館市の市営市場でのスルメイカの1キロあたりの取り引き価格は1261円と、11月としては統計が残る平成17年以降過去最高を更新し、記録的な高騰が続いています。

函館市によりますと、「函館市水産物地方卸売市場」での11月の生のスルメイカの取扱量は76トンと、去年の同じ時期に比べて16トン少なくなりました。さらに、統計が残る平成17年以降もっとも多かった15年前の同じ時期の1936トンと比べておよそ4パーセントに減っています。一方、取扱量の減少などに伴って高騰した状態が続いているスルメイカの1キロあたりの取り引き価格は、1261円と、11月としては過去最高を更新しました。こうした状況について函館市水産課は「年末に向けて多くの観光客などが函館を訪れるので、取扱量が増えることで、もう少し価格が下がり、より多くの人にイカを味わってもらいたい」と話しています。