エア・ドゥ 中間決算 最終利益が新型コロナ前を上回る

北海道を拠点とする航空会社「エア・ドゥ」のことし9月までの半年間の決算は新型コロナの5類移行で航空需要が回復したことに加えて増便したことで、最終的な利益が新型コロナの感染拡大前の2019年の同じ時期を80%余り上回りました。

エア・ドゥが発表したことし4月から9月までの半年間の決算によりますと、▽営業収入は275億500万円と、前の年の同じ時期より33.2%増加しました。
また、▽最終的な利益は43億6100万円と、前の年の同じ時期より97.9%増加し、新型コロナの感染拡大前の2019年の同じ時期と比べても84.3%上回りました。
これは▽新型コロナの5類移行や、観光需要の喚起策「全国旅行支援」によって航空需要が回復したことに加えて、▽新千歳空港と羽田空港を結ぶ路線を中心に増便したことが主な要因です。
エア・ドゥの久安直執行役員は記者会見で「回復した旅行需要を既存路線の増便によって取り込むことができたが、円安や燃料価格の高騰に伴いコストは増加していて厳しい状況が続くことが見込まれる」と述べました。