今季で引退の小野伸二選手が最後の試合に向け調整

サッカー元日本代表で、今シーズン限りでの引退を表明している北海道コンサドーレ札幌の小野伸二選手が、3日行われるJ1の最終戦に向けて調整を続けています。小野選手はこの試合に出場する見込みで、試合後には引退セレモニーが行われます。

元日本代表でコンサドーレに所属する小野選手は、9月に今シーズン限りでの引退を表明していて、3日、札幌ドームで行われる古巣の浦和レッズとのJ1最終戦に出場する見込みです。
コンサドーレは1日、札幌ドームで練習を行い、小野選手も参加して、ボールまわしやミニゲームなどおよそ1時間のメニューで調整しました。
全体練習のあとに行った個人練習では、長い距離のパスやパスを受けるトラップを繰り返し行って、代名詞の柔らかいボールタッチを見せていました。
また、小野選手は札幌ドームでの試合出場は今シーズン初めてとなるため、ピッチの状態を入念に確認したほか、ペトロヴィッチ監督とジェスチャーを交えながら意見を交換していました。
小野選手とプレーしてきたキャプテンの宮澤裕樹選手は、「伸二さんから技術だけでなく、サッカーの楽しさを教えてもらった。最終戦は勝って、伸二さんを送り出したい」と話していました。
小野選手が出場する予定のコンサドーレとレッズのJ1最終戦は、3日、札幌ドームで午後2時から行われ、NHKでは総合テレビで、試合の模様を中継でお伝えします。