足寄町の児童が歌手のプロデュースを授業で体験

十勝の足寄町の小学校と東京の大手レコード会社を結んだオンライン授業が行われ、子どもたちが新人アーティストをどうプロデュースするか考える仕事を体験しました。

この授業は、子どもたちに将来のキャリア選択につなげてもらおうと、静岡大学発のベンチャー企業が東京の大手レコード会社と連携して開きました。
30日は足寄町の螺湾小学校と東京のレコード会社をオンラインで結んで授業が行われ、5年生と6年生のあわせて4人が参加しました。
授業は新人アーティストの曲をどうヒットさせるかを考えるという内容で、子どもたちは実在するアーティストの曲をあらかじめ聴いたうえで全員でアイデアを考えました。
そして、中高生が部活動や勉強でうまくいかないときに曲を聴いて元気になってもらおうと、「君へのエール」というキャッチコピーをつけることや明るい印象を持ってもらうため学校で育てているマリーゴールドの花をデザインしたイヤリングを衣装に取り入れることなどを提案しました。
レコード会社の担当者は「自分たちの実体験をキャッチコピーや衣装のアイデアに生かすことは大切だ」などとコメントしていました。
6年生の女子児童は「ふだん聴いている音楽に、どんな人がどう関わっているのか知ることができて良かったです」と話していました。