函館 警察官が捜査用の似顔絵技術を学ぶ

事件や事故の捜査の手がかりになる似顔絵の技術を磨こうと、警察官を対象にした講習会が函館市で行われました。

講習会には道警函館方面本部や管内の7つの警察署から13人が参加し、講師を務めた警察官から髪型や眼鏡など顔のパーツごとの特徴を捉えた描き方など似顔絵の基礎を教わりました。
そして、警察官たちは、性別や年齢、耳の形や服装などの示された情報を元に、似顔絵を描いたりする実習を行いました。
参加した男性警察官は「話を聞いて似顔絵を作成するには、経験や技術が必要だなと思いました。犯人の検挙につながるよう練習していきたいです」と話していました。
道警によりますと道内ではことし1月から10月末までに500件あまりの事件で似顔絵が作成され、そのうち4件が検挙につながったということです。
講師を務めた道警の井口るみ子警部補は「作画はもちろんですが聞き取りの方法も重点的に教えました。防犯カメラでは映らない微細な特徴を捉えて捜査に活用してほしいです」と話していました。