中札内村のふる納返礼品 発注ミスで送れず 食材高騰も背景

中札内村のふる納返礼品 発注ミスで送れず 食材高騰も背景

中札内村がふるさと納税の返礼品として寄付者に送る予定だった豚肉、約870件分が担当者の発注ミスで発送できなかったことが分かりました。村によりますと、ミスに気がついた時点ですでに食材価格が高騰していたため、発送することができなかったということです。

中札内村によりますと、10月、ふるさと納税で寄付した人から返礼品の豚肉の発送時期を問い合わせる連絡があり、調べたところ、9月9日から12日までの4日間に、返礼品の豚肉を申し込んだ1320件のうち869件分が担当者のミスで食肉業者に発注されていないことが分かりました。
返礼品の豚肉は1万2000円以上寄付した人がもらえるものでしたが、原材料価格の高騰でこれまでの寄付金額では対応できずミスに気がついた時点で返礼品を送ることができなかったということです。
村は29日までに、寄付者に対して謝罪するとともに注文をキャンセルするか別の返礼品への変更で対応するということを伝えたということです。
中札内村総務課は「発注時の件数確認、複数人でのチェック体制を徹底し、今回のようなミスが発生しないよう取り組んでまいります」としています。
総務省によりますと、中札内村の2022年度のふるさと納税の寄付金受入額は12億6000万円余りと、道内でも人気の高い寄付先となっています。