上ノ国町 高校でエゾシカについて学ぶ特別授業

エゾシカの増加で農林業被害が急増する中、上ノ国町の高校で被害の実態などを考えてもらおうという特別授業が行われました。

この授業は檜山振興局が上ノ国高校で開いたもので、1年生と2年生の生徒およそ30人が出席しました。
この中で、講師を務めた檜山振興局の職員はエゾシカの生息数が年々増加していて、道南でもジャガイモやビートなど農作物への被害が深刻になっている現状を説明しました。そして、捕獲したエゾシカの肉や皮を使った革製品を作るなど有効に活用されていることも伝えました。
また、エゾシカ肉を使ったしゃぶしゃぶの試食も行われ、生徒たちは興味深そうに味わっていました。
2年生の男子生徒は「対策もしていかなければならないですが、ジビエを食べる時も自然を大事にしていきたいと思いました」と話しました。
また、2年生の女子生徒は「臭みもなくおいしかったです。ハンバーグにしてもおいしいと思います」と話していました。