道産ワイン販路拡大へ 飲食店関係者などに魅力伝えるセミナー

道産ワインの販路拡大につなげようと、ホテルや飲食店の関係者を対象にワインの特徴や魅力を伝えるセミナーが旭川市で開かれました。

このセミナーは道が企画し、旭川市などのホテルや飲食店の関係者などおよそ50人が参加しました。
はじめに講師役のソムリエが講演し、道内のワイナリーはワイン人気の高まりを受け、ここ数年で急増し、現在、60以上あることなどを説明していました。
続いて、各地のワイナリーの担当者がことしのブドウの生育状況を説明し、上川地方のワイナリーからは、記録的猛暑の影響で夜になっても気温が下がらず、昼夜の寒暖差が小さくなったため、ブドウの糖度が例年と比べて低くなったなどと報告がありました。
会場では試飲会も行われ、参加者たちはそれぞれのワイナリー自慢のワインを飲み比べ、味や香りの違いを確かめていました。
飲食店に勤務する30代の女性は「道産ワインの質は年々上がっていると感じます。地元の食材との組み合わせも考えて提供していきたいです」と話していました。
セミナーを企画した道の食産業振興課の中田智幸課長補佐は「道産ワインを全国はもとより、海外にも広げる取り組みを行っていきたいです」と話していました。