函館の冬彩る巨大クリスマスツリー 船で赤レンガ倉庫前へ

函館市で冬を彩る大きなクリスマスツリーが完成し、製作されていた場所から船を使って、市内の観光地に移す作業が行われました。

このクリスマスツリーは、高さがおよそ20メートルの北海道産のトドマツで作られ、今月14日から20万球ほどの電飾などが飾りつけられて、このほど完成しました。
28日は、函館湾に面した場所にある作業場から台船を使って、観光地になっている金森赤レンガ倉庫の前にツリーを移動する作業が行われました。
船には、ツリーを立てる土台が用意され、30人あまりの作業員がツリーにワイヤーロープをかけてクレーンでつり上げ、船の上に慎重に乗せていきました。
そして、ツリーを乗せた船は30分ほどかけて、およそ3キロ先の赤レンガ倉庫前に到着し、居合わせた観光客や市民が写真を撮影するなどして、一足早いクリスマスムードを楽しんでいました。
福井県から家族で訪れていた3歳の男の子は、「クリスマスツリーが大きくてドキドキします」と話していました。
また、函館市の20代の女性は、「ライトアップが始まるのがとても楽しみです」と話していました。
このクリスマスツリーは、係留された台船に乗ったまま来月25日まで展示され、1日からは電飾の点灯が行われます。