定例道議会開会 クマ駆除推進の補助費用など補正予算案提出

定例の道議会が28日開会し、道は被害が相次いでいるクマの駆除を推進しようとハンターの出動経費や報奨金を補助する費用を盛り込んだ、一般会計の総額で107億円あまりの補正予算案を提出しました。

ことし4回目となる定例の道議会が28日開会し、道は一般会計の総額で107億円あまりの補正予算案を提出しました。
予算案では被害が相次ぐクマの対策を強化する必要があるとして、来年2月以降、冬眠中のクマなどを駆除する「春期管理捕獲」を推進しようと▼ハンターの出動経費や報奨金のほか、▼弾薬などの必要な資材、それに▼ハンターを育成するための研修などを補助する費用に1500万円を計上しています。
一方、先端半導体の国産化を目指す「Rapidus」で使用する水について、道は苫小牧市などの工業団地で利用されている水源から供給することにしていて、送水管などの必要な施設の整備費用を一時的に肩代わりするため、今年度から2027年度までの特別会計に総額192億円あまりを盛り込む案が示されました。
定例の道議会は来月14日まで開かれ、エネルギー価格の高騰を踏まえた経済対策や観光振興にあてるための宿泊税のあり方をめぐって議論が交わされる見通しです。