函館 正月を前に飯寿司づくり最盛期

正月を前に函館市の水産加工会社では、サケやホッケを野菜などと漬け込んだ郷土料理「飯寿司」の出荷に向けた作業が最盛期を迎えています。

函館市宝来町にある水産加工販売会社では、正月にむけてサケやホッケを使った飯寿司づくりがいま、最盛期を迎えています。工場では、従業員が手作業で切り身にしたサケやホッケをこうじや米、にんじん、大根などと混ぜ合わせて漬け込んでいました。また、2週間ほど漬け込み出来上がった飯寿司を1つひとつ丁寧に箱詰めする作業も行われました。ことしは日ロ関係の悪化の影響もあり、飯寿司に使うサケの入荷が遅れましたが、出荷は例年と同じ時期を予定しているということです。
水産加工会社の長谷川幸一工場長は、「ことしもよい飯寿司が出来ました。子どもから大人まで楽しめる味なので皆さんにぜひ味わっていただきたい」と話していました。飯寿司づくりは12月中旬まで行われ、道内各地のスーパーなどに出荷され、販売されるということです。