大千軒岳で死亡大学生 近くで死んでいたクマに襲われたと特定

今月、道南の福島町などにまたがる山で遺体で見つかった男子大学生について、警察は、DNA鑑定などの結果、近くで死んでいたクマに襲われたことが特定されたと明らかにしました。

今月2日、福島町などにまたがる大千軒岳の山中で登山のため訪れていた22歳の男子大学生が遺体で見つかり、近くではクマ1頭が死んでいるのも見つかりました。
警察はDNA鑑定を行うなど詳しく調べた結果、大学生が近くで死んでいたクマに襲われたことが特定されたと、24日、明らかにしました。
このクマは大学生のほかにも消防署員のグループを襲って2人にけがをさせていたことが分かっていて、現地調査にあたった道立総合研究機構によりますと、クマは消防署員から刃物で撃退されたときに負った傷がもとで死んだとみられるということです。
警察や町は、山に入る際は複数人で行動し、鈴やラジオなど音の出る物や、クマよけのスプレーを携行するよう呼びかけています。