苫小牧のデータセンター拠点に 生成AIのサービスモデル構築

通信大手ソフトバンクの宮川潤一社長が鈴木知事と面会し、苫小牧市内に整備する計画のデータセンターを拠点に生成AIのサービスモデルの構築を目指す考えを伝えました。

ソフトバンクは、生成AIの開発などに活用する国内最大規模のデータセンターを苫小牧市に段階的に整備していく計画を今月、正式決定し、国も整備費用として最大300億円の補助を決めています。
こうした中、ソフトバンクの宮川潤一社長が24日、道庁を訪れ、鈴木知事と面会しました。
この中で、宮川社長は3年後に開業予定のデータセンターで進める生成AIの開発について「都会などのデータを学習させた上で、いろいろな地域で使えるサービスモデルを構築したい」と抱負を述べました。
これに対して鈴木知事は「先端半導体の国産化を目指すRapidusも進出し、研究と人材育成の一体的な複合拠点を北海道で実現したい。今回の整備計画の決定を契機にして『データセンターパーク』としての機能も集積させていきたい」と応じていました。
道とソフトバンクは今後、地域の課題の解決に向けて包括連携協定を結ぶことにしています。