駒ヶ岳噴火を想定した避難訓練

活火山の駒ヶ岳が噴火した場合に備え、住民や消防などが参加して避難訓練が行われました。

この訓練は駒ヶ岳が噴火し、警戒レベルが最も高い噴火レベル5が出されたという想定で七飯町が行ったもので、住民や消防、自衛隊などおよそ120人が参加しました。
訓練では、駒ヶ岳の南にある七飯町大沼地区に向け、防災無線で「噴火が発生したため避難指示が出されました」と呼びかけられました。
住民はまず自宅から指定された場所に集まり、その後、用意されたバスで避難所まで移動しました。
避難所では長期保存が可能な缶詰を使ったシチューの炊き出しが行われました。
七飯町によりますと、高齢者の避難が課題となっていて、近所の人が運転する車で一緒に避難する計画の策定が町内会の協力で進められているということです。
訓練に参加した80代の男性は「駒ヶ岳のすぐそばに住んでいるので、今回の訓練に参加して実際の避難行動を確認できてよかったです」と話していました。